『慶余年2(2季/続編)』の23話・24話のネタバレ・あらすじを書いています。
科挙の不正を暴くと見せかけて、自らの権力の増大を図った慶帝。
林宰相は、慶帝の計略により都を去ることになりました。
慶帝は范閑をも駒としてしか見ていないのでしょうか?
このあと、范閑や林宰相はどう対応していくのでしょう。
気になる『慶余年2(2季/続編)』の23話・24話のネタバレ・あらすじです。
『慶余年2(けいよねん2/続編)』の23話:ネタバレ・あらすじ

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范閑と王啓年は林大宝を迎えに行った。
大宝は林宰相からもらった干した山査子をしっかり抱え、手放そうとしなかった。
そして「父上だけは違う」と何度もつぶやき、父に手をふって別れた。
林宰相は、告老還郷(官職を退いて故郷に帰ること)の件を林大宝に伝えていなかった。
大宝には心配なく無邪気に日々を過ごしてほしかったからだ。
大宝の去っていく後ろ姿を見つめながら、林宰相の胸中は今後の息子のことを思い、涙が目に浮かんだ。
范閑が家に帰ると、史闡立が失意の心中で座り込んでいた。
史闡立は焼き殺された家族を思い出すたびに胸が張り裂け、役所の記録にある「火事は乾燥が原因」という説明を信じられなかった。
彼は「誰かが故意に放火したに違いない」と疑い、范閑に真相を求めて泣きながら跪く。

范閑は真実を明かせず、ただ「その人物は高い地位にある」とだけほのめかした。
史闡立は范閑に必死に犯人を探してくれと頼み込み、范閑もそれを承諾し、彼を門下とする。
史闡立は「一生范閑に尽くす」と誓うのだった。
賀宗緯は都察院に着任し、同僚たちに菓子を用意するが、誰一人として受け取らず、彼を無視する。
賀宗緯は頼名成の生前の席の前で、芝居がかった涙を流し、香を焚いて弔おうとした。
同僚たちは慰めるが、頼名成が范閑を弾劾したために死を賜ったと知ると、賀宗緯は怒りに駆られて范閑を問い詰めに行く!と言って范閑のもとへ向かう。
史闡立はそんな賀宗緯を范閑のもとへ連れて行くが、賀宗緯は土下座して罪を請い、「殴ってほしい」と懇願するのだった。
そうすれば同僚の信頼を得られ、さらに范閑の密偵として働ける、と。
范閑はその厚顔無恥さに呆れ果て、強引に追い返す。
そこへ陳院長が姿を現し、この光景を目にして賀宗緯の行動を軽蔑する。
陳院長に付き従っていた影子は五竹と武を交えたがったが、范閑も五竹の行方を知らない。代わりに影子は范閑に勝負を挑むが、陳院長が慌てて止め、黒騎の指揮権を范閑に授ける。黒騎は慶国軍の統制を受けない独立部隊で、皆が百戦錬磨、無敵を誇る。
動かせるのは陳院長と慶帝のみである。
陳院長は帰り際に黒騎の物資配備と兵馬の動きを記した冊子を渡し、これをすみずみまで読めと言い、「最近、告老還郷する官員に注意せよ」と忠告した。
范閑はその意味をいくら考えても掴めず、冊子を読み返しても手がかりは得られなかった。
やがて林宰相は早朝に都を去つ。
范閑は見送りに赴き、林大宝が范府で楽しく暮らしていると聞き、林宰相も安堵する。
范閑は、途上の草原に林婉児と林大宝を遊びに来させていた。そして遠くから拝礼をさせ
父を見送らせた。
林婉児は大宝とともに地に跪き、馬車の中の林宰相に別れを告げる。
林宰相は胸を熱くして涙をこらえる。
范閑は馬車を降りて二人と一緒に花を楽しみ、大宝は大好きな山査子を范閑に分け与える。
林宰相は、その笑顔あふれる光景に深い喜びを覚えた。
范閑は再び陳院長から渡された冊子を読み返すが、やはり意味が掴めない。

そこで林婉児に見てもらうと、彼女が「黒騎の動きは極秘」と何気なく口にし、その一言が范閑をハッと目覚めさせた。
范閑は王啓年から情報を得る。かつて京都府尹の梅執礼が告老還郷の途中で馬賊に襲われたが、その日、黒騎が出動した記録が冊子にあったのだ。
范閑は背筋が凍り、慶帝が黒騎を差し向け林宰相を半路で討とうとしているのではと気付いた。
范閑と王啓年は急ぎ林宰相を救おうと駆けつける。
その道中で大皇子が禁軍を率いて演習しており、范閑は彼の兵を借りて黒騎を迎え撃つ。黒騎副統領の荊戈は命を受けて待ち伏せており、林宰相の馬車を包囲する。

王啓年は驚異的な軽功で先回りして馬車を守り、范閑も兵を率いて駆けつけ、「黒騎はすぐに帰営せよ」と命じた。黒騎は素直に従う。
荊戈は范閑の熱心な崇拝者で、詩集を差し出してサインを求める。范閑は断らずに書くが、その字はあまりに拙く、荊戈は苦笑しつつも宝物のように抱えて去って行った。
林宰相は「慶帝が自分を殺そうとした」と思ったが、誤解だった。慶帝が狙ったのは「丞相」という万人の上に立つ地位そのものであり、命ではなかったのだ。
林宰相は門生たちの名簿を范閑に託し、「これを慶帝に渡してほしい」と告げる。そして故郷に戻ったら書簡をしたため、慶帝に宰相職を廃するよう請うと約束する。
范閑はなおも心配して護送を申し出るが、林宰相は「慶帝は私を殺さない。そうでなければ、歴史に記すことができぬからだ」と言う。
林宰相は長年慶帝に仕えながらも、決して彼の本心を見抜けなかった。
慶帝は常に深い謀を秘め、二皇子と皇太子の争いを煽って春闈舞弊を生み、その余波で林宰相を巻き込み、退官へと追い込み、さらには自ら廃相を申し出させるに至ったのだ。
林宰相は最後に范閑へ忠告する。
「慶帝を決して完全に信じてはならぬ。最後の一歩まで、決して“見抜いた”と思ってはならない」
『慶余年2(けいよねん2/続編)』の24話:ネタバレ・あらすじ

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別れ際、林宰相は范閑に官場での処世の道を伝授し、林婉児を大切にするよう念を押した。
范閑は林宰相を送り出した後、大皇子李承儒に感謝を述べた。
禁軍を貸してくれたおかげで林宰相を救うことができたからだ。
大皇子は禁軍を率いて城外で訓練をしており、偶然范閑が黒騎を阻止する場面に居合わせたのである。
林婉児は范閑と大皇子が一緒にいるのを見て、范閑が黒騎を止めて林宰相を救ったことを知り、心から感謝した。
慶帝は范閑が黒騎を勝手に動かしたと聞くと、すぐさま詔を下して范閑と李承儒を宮中に召し出した。
大皇子は范閑に忠告した。
慶帝の前で無理に強がるな、自分がすべての責任を背負う、と。
婉児は心配そうに二人を見送った。
范閑と大皇子は馬を急がせて宮中へ向かうと、ちょうど洪竹と出会った。
洪竹は密かに范閑へ、慶帝が林宰相救出の件をどう見ているかを漏らし、范閑に早めの備えを促した。
陳院長は王啓年に監察院の石碑を磨かせた。
王啓年がきれいに磨き上げても、陳院長は満足せず、さらに続けろと命じ、王啓年は泣き言をもらす。
慶帝はまず大皇子を呼び入れて問う。
大皇子は范閑への敬意を隠さず、「朝中で情義を重んじる者は范閑だけだ」と断言した。
慶帝はその率直さを評価し、長年戦場にあるがゆえ官場の策謀を知らぬ彼を褒めたが、それ以上は言及しなかった。
范建は慶帝が范閑を召したと聞いて、罰を受けるのではと心配し、すぐに宮中へ駆けつける。
慶帝は范建も一緒に呼び入れ、范閑が林宰相の門生名簿を差し出す。
すると、范建は戒尺を取り出し、その場で范閑を打つふりをした。
慶帝は止めなかったが、范建の手は軽く演技だと見抜き、もう芝居はいいと言い放つ。
そして「三日後に范閑と林婉児を成婚させる」と告げた。
范閑は大喜びだが、范建は準備が間に合わぬと心配した。
しかし慶帝は礼部から先に金を出して準備しろと命じ、規格外れでも強引に決めた。
陳院長は宮中から密報を受け取り、范閑が無事と知ってようやく王啓年を解放した。
王啓年は范府へ戻って范閑を待ちたかったが、陳院長に命じられ新たな任務に向かった。
監察院六処の密偵が京都南郊三十里の地で殺されており、その調査を命じられたのだ。
范閑は歓喜し、洪竹はすぐさま天下に昭告した。
范建が帰宅し婚礼の喜びを伝えると、家族は皆喜んだ。
范思轍は婚礼費用を朝廷が持ち、礼部が主催することを知ると「これは無本の商いだ」と笑った。
彼は文武百官が競って范府に参列すると信じ、招待状を値段付きで出せば大儲けできると大騒ぎして喜ぶ。
しかし調子に乗りすぎて父に叱られた。
その頃、袁宏道は賀宗緯を利用して林宰相を失脚させたのち、信陽へ逃れて長公主・李雲睿に身を寄せていた。

李雲睿は”内庫の帳簿”を結婚の贈り物にすると決め、信陽のすべての商家の帳房を集めて徹夜で整理させていた。
帳房たちは疲労で倒れ、李雲睿は埋めて肥やしにせよと命じ、帳目が完成すれば全員口封じするつもりだった。
袁宏道はその冷酷さを目の当たりにして背筋を凍らせる。
陳院長に命じられた王啓年は、南郊で調査にあたり、六処同僚の遺体を詳しく検視した。
その場には荊戈が黒騎を率いて護衛を務めた。
葉霊児は二皇子李承澤が婚礼を妨害するのを恐れ、夜中に彼を訪ねて談判する。
二皇子は「林婉児への贈り物を選んでおり、従妹の婚礼を乱さぬ」と誓った。
しかし葉霊児は信じられない。
そしてお互いに正直に話すと天に誓い合う。
その後「天に誓って林婉児と范閑の結婚式を邪魔しない」と二皇子は答えた。
二皇子は逆に葉霊児に「なぜ実の姉妹以上の婉児に隠し事をするのか?」と問う。
そして「林珙が殺された日に范閑と何を話したか?」と続けた。
葉霊児は驚きのあまり言葉を失う。
あの日葉霊児は、「林珙が牛欄街の女刺客と会っていた」と范閑に話したのだ。
二皇子は、そのことを知っていたのだ。
葉霊児は渋々認める。
「婚儀をぶち壊さないよね?」という葉霊児に、「そうさ、婚儀は派手にやってやる」と二皇子は答えた。
一方王啓年は、監察院へ戻り、陳院長に報告をしていた二皇子。
六処の者は鋭い武器で一撃のもとに殺されており、手際も鮮やかだった。
陳院長は江南の連続殺人を思い出す。
費介が調査に赴いたが、武功高強な犯人を追えないでいた。
密報によると凶手は江南から京都へ来ており、林珙の死に方とも同じである。
陳院長はこれが五竹の仕業ではないかと疑い、王啓年に范閑へ伝えるよう命じた。
二皇子は林珙を范閑が殺したと疑い、謝必安は「このことを林婉児に告げれば婚姻は破談となり、内庫も守れる」と進言した。
王啓年は范閑に、江南の殺人事件と、林珙を殺したのが五竹であることを報告する。
その夜、范閑は庭で物音を聞き、五竹が戻ったのかと思ったが、いくら探しても姿は見えなかった。
翌朝、范閑は范若若と柳如玉に婚礼衣装を試着させられることとなる。
箱いっぱいの衣装に驚き、食事もせず逃げ出した。
しかし逃げ出すと林婉児との婚姻にも響くので仕方なく従う。
范閑は観念して戻り、衣装を何十着も着る羽目になった。
林婉児も一着一着着替え、腰が痛くなるほど疲れた。
その時、葉霊児が慌ただしく訪ねてきた・・・。
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先回までのネタバレ・あらすじ
チャンネル銀河では、このあと9月からは「墨雨雲間」も放送されます。
これはまた、面白い”なりすまし復讐劇”なのです。
ぜひ続けて見てくださいね♪
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