『慶余年2(2季/続編)』の13話・14話のネタバレ・あらすじを書いています。
二皇子は、范家を罠に掛けるため野菜売りの金の娘を殺すよう指示した。
そのこと知った范閑は、怒るに燃え林婉児の元に訪れていた二皇子の酒に毒を混ぜたと言う。
そして解毒薬だ!と言って丸薬を渡すのだった。
范閑は本当に毒を盛ったのだろうか?
続きが気になる『慶余年2(2季/続編)』の13話・14話のネタバレ・あらすじです。
『慶余年2』相関図

引用元:チャンネル銀河『慶余年2』公式サイト
『慶余年2』はチャンネル銀河で放送中(2025/8/3)
【スカパー!】加入月は視聴料0円!加入料も不要!『慶余年2(けいよねん2/続編)』の13話:ネタバレ・あらすじ

二皇子(李承澤)は葉霊児の制止も聞かず、范閑が解毒薬として渡した丸薬を飲み干した。
しかし飲み込んだあとでは、毒で死ぬのではと不安にかられ、葉霊児に護送を頼み最悪の場合は遺体の始末をしてほしいと願う始末だった。
一方、陳院長は范閑の怪我を案じており、一目会いたいと願っていた。
王啓年が馬車を出し、范閑と林婉児を郊外にある陳院長の邸宅「陳園」へと連れて行く。
道中、林婉児は怒りのあまり一言も発しない。彼女の怒りの原因は、先ほど北斎公主から聞いた范閑と海棠朵朵の恋仲の関係の噂である。
范閑はなんとか気まずさを和らげようと必死で話題を振った。
そして陳院長の名が出たとき、ようやく林婉児が口を開いた。
范閑は二皇子らが言いふらした自分と海棠朵朵の噂はまったくの虚言だと弁明し、証人として王啓年を巻き込む。
だが、林婉児は海棠を詠んだ詩を声に出して読み上げ、范閑を問い詰める。
范閑は「その詩は写したものだ」と釈明するが、林婉児は信じない。
かつて肖恩を北斉へ護送中、海棠朵朵が師匠・苦荷の命で肖恩を殺しに現れたとき、とっさに命乞いのために詩を口にしたにすぎないと必死に説明する范閑である。
林婉児は引き下がらず、太后の誕宴で范閑と海棠朵朵が手を取り合い踊ったことまで持ち出す。范閑は命をかけて誓い、「あれはただの余興の武芸演舞だった」と強調した。
すると林婉児は「それなら私に詩を書いて」と要求し、これには范閑も困り果てる。
今までの詩はすべて人の詩を借りたもの、自作で林婉児のために詩を書くのは初めてだ。
范閑は機転を利かせて甘えるように振る舞い、最後には林婉児は呆れ笑いながらも涙を浮かべるのだった。
そして馬車は陳家に到着する。
陳家は俗世から切り離されたような桃源郷だった。

広大な敷地には奇岩や美しい風景が広がり、庭園では美しい娘たちが戯れていた。
范閑と林婉児はその光景に圧倒される。そこには天下の美女が集まっているかのようで、笑い声が陳家にこだまする。
赤い衣をまとった娘たちが舞を披露する中、陳院長は長椅子に斜めに横たわり、その美しい舞を愉しんでいた。
傍らには若き武将が付き添っていた。長時間座っていたため腰を叩いていたが、范閑は林婉児から、その若者が秦業の息子・秦恒であると聞く。
秦家は代々軍を率いる名門であり、秦恒も将来の軍の柱と目されている。
秦恒は范閑たちに礼を示す。陳院長が舞に夢中な様子を見て、范閑は邪魔をせず林婉児と共に東屋に座る。
舞が終わると、老楽師が琵琶を携えて登場し、范閑が靖王府の詩会で詠んだ詩を自らの歌で披露する。
秦恒は自ら范閑に挨拶に来た。
陳院長は林婉児を自分の側に呼び、秦恒には自分で范閑に頼みに行くよう促す。
范閑は秦業が朝議の最中に居眠りしていた話をし、秦恒は「父は家では眠れず、朝廷で眠っている」と明かす。范閑は「面白い人だ」と笑う。
演奏が終わり老楽師が去ると、陳院長は名残惜しそうだが無理強いはせず、林婉児を誘って茶を飲みに部屋へ向かう。
一方、葉霊児は二皇子を屋敷まで送り届けた。
二皇子は解毒薬を飲んでも死ななかったことに安堵しつつも、范閑への警戒心を強める。
秦恒は范閑に、「秦家は二皇子と付き合いはあるが皇子争いには関与しない」と伝え、秦家を巻き込まないでほしいと願い出る。
范閑は「秦家に不正がなければ巻き添えにはしない」とその場で約束し、秦恒は安堵して去った。
范閑は二皇子の力を借りて官僚の腐敗を徹底調査するつもりだったが、思いのほか波紋が広がり、文武百官が皆不安に陥っていたのだ。
范閑はその不安を率直に陳院長に打ち明ける。
陳院長は「まず私という巨悪を始末せよ」と言い、范閑に偽病を続けさせるための車椅子を贈り、林婉児には宝石を一箱贈った。
郭主簿は数日かけて密かに捜査し、ついに抱月楼で事件を起こした三人を捕らえる。その報告が陳院長に届くと、范閑は金父娘のために正義を貫くことを誓う。
陳院長は「二皇子に毒を盛ったのか?」と食い気味に尋ねる。
范閑は当初毒殺を企てたが、葉霊児の言葉に心を動かされ、法によって二皇子を裁くと決めたと伝える。
それは母・葉軽眉が石碑に刻んだ「平和な世を民に」という願いでもあった。
范閑が急いで現場に戻ると、抱月楼事件で捕らえた三人は口をそろえて「范閑が黒幕だ」と主張する。
彼らは、二皇子の手下であった。
これはあえて犯人として捕まり自分を陥れるためだ、と范閑は気づく。
京都府尹の命令で三人は連行され、「范閑が主謀」と証言するが、これは二皇子と府尹の癒着のせいだった。
二皇子は表向きに潔白を装いたいと考え、三人を自身と縁が無い刑部に送るよう指示する。
林宰相、林若甫(リン・ルオフー)はこの事態に心を痛め、范閑を自宅に呼び寄せる。

大宝は范閑との再会を喜び駆け寄る。
林若甫は范思轍に罪をかぶせるよう提案するが、范閑は「今、弟を犠牲にすれば、将来大宝も守れなくなる」と断固拒否する。
范閑はすでに策を講じていた。
三人の身元を調べたところ、彼らは多くの罪を重ねた殺人犯だった。
だが、刑部に連行された直後、犯人三人は全員口封じのため殺される。
そして三人を殺した犯人は、捕まったという。なんとそれは范無救だった。
この報を受けた二皇子は顔面蒼白となる。
葉霊児は、二皇子が范閑を陥れるために裏で全てを仕組み、証人をも殺したと疑うのだった。
『慶余年2(けいよねん2/続編)』の14話:ネタバレ・あらすじ
范閑は、弟・范思轍を北斉に向かわせ避難させていた。
かたや二皇子も、すぐに計画を開始していた。
九品には届かぬものの一流の武芸者である范無救を密かに派遣し、范思轍の後を追わせて連れ戻そうと企んでいた。

しかし、范思轍を捕らえる前に范無救は、上位九品の実力を持つ海棠朵朵に叩きのめされ、鑑査院の手で京都へ連行されてしまう。
二皇子は三人の死士を抱月楼に送り込み、金姑娘を殺害させていた。
しかも、わざと犯行を露見させて捕らえさせ、三人に范閑を黒幕だと供述させるという巧妙な罠を仕掛けていたのだ。
二皇子はこの一件で、范閑とその弟・范思轍を一網打尽にしようと目論んでいたのだ。
しかし──彼が落ちたのは、范閑が張り巡らせた緻密な罠だった。
范閑は范無救という証人を切り札に、二皇子を窮地へと追い込む。
二皇子は范無救が范思轍を襲おうとしたことも、死士を口封じのために殺させたことも決して公にはできない。
結果この戦いは、二皇子の完敗だった。
そんな中、二皇子の腹心である謝必安は深夜、牢獄にいる范無救のもとを訪ね、二皇子の名を漏らさぬよう警告した。

一方、北斉の上京城では、海棠朵朵が范思轍を無事に送り届けた。
范思轍は彼女の圧倒的な武芸を目の当たりにし、媚びへつらいながら「義姉さん」と呼ぶほど。だが、海棠朵朵はそれに怒り、彼を容赦なく叩きのめす。
その後、范思轍は北斉にある油屋へ案内される。
そこは范閒が築いた情報連絡拠点で、郭保坤が管理をしていた。
郭保坤は自らの功績を大袈裟に語り尽くすが、范思轍はうんざりし、早く任務を引き継ぎたがる。
郭保坤は、范閒が彼の父をいつ助け出すか気になって仕方なく、范思轍に問いただすも范思轍は「知らないから兄に聞いて」と一蹴する。
二人は早朝、ひっそりと上京城を離れる。
その動きを北斉の密偵が察知し、すぐに狼桃へ報告する。
狼桃は海棠朵朵に命じて、二人の乗った馬車を尾行させるのだった。
話は慶国に戻る。
范無救はすべての罪を自らかぶり、二皇子との関係を徹底的に否定していた。
李弘成や袁夢とは旧知の間柄であり、抱月楼を任された袁夢に頼まれて、二皇子に隠れて売契に署名していたと証言した。


更にはそれが露見したため、口封じに人を雇って金姑娘を殺害し、さらには范閑に罪をなすりつけようとしたと自白するのだった。
范無救は、二皇子に忠誠を尽くし自らの死を悟るも、春の科挙に参加できないことだけが心残りだった。
二皇子はその気持ちを汲み、彼のもとに一冊の書物を届けさせるのだった。
范無救の供述を受け、都察院は調査に乗り出すが、決定的な証拠が不足していた。
そんな中、監察御史・賴名成が范閒のもとを訪れ、鑑査院一処の記録を閲覧したいと申し出る。

范閑は協力を快諾し、資料の閲覧を許可する。
すると賴名成は范府の豪奢さに驚き、范建と范閑に賄賂の疑いを抱くようになる。
そして、「一処の資料を見終えたら、すぐに皇帝に直訴する」と密かに決意するのだった。范閑はその潔癖さに呆れながらも、心の中では「こういう清官も必要だ」と敬意を抱く。
二日後、賴名成は本当に上奏し、范建と范閑を糾弾する文を提出する。
朝廷の官僚たちは面白がって一斉に注目!!
これを受け、慶帝はすべての文武百官を御書房に集めるよう命じた。
しかしなんとその場で范閑は逆に、陳院長の汚職を告発したのだった。
そして証拠として、林婉児に贈られた豪華な宝飾品を差し出した。
「贈り物を渡すのが、間違いか?」と聞く陳院長に、「今汚職を調査する私はどんな贈り物も受け入れない」と范閑は、答えたーー。
次回が待ち遠しい展開です!!



