『慶余年2(2季/続編)』の25話・26話のネタバレ・あらすじを書いています。
待ちに待った范閑と林婉児の成婚のその日を迎えます。
しかし、婉児の兄・林珙が牛欄街暗殺に関わっていたことを、二皇子が知っている展開に不安を覚えます。
二人は無事に婚礼を終える事ができるのでしょうか?
気になる『慶余年2(2季/続編)』の25話・26話のネタバレ・あらすじです。
慶余年の「四大宗師」は、洪四庠、葉流雲、苦荷、四顧剣の4人を指します。
洪四庠(ホン・スーシャン):南慶国の太監首統を務める(皇太后付き)
葉流雲(イエ・リウユン):南慶国に仕える武芸の達人
苦荷(クーコー):北斉国の「大宗師」(海棠朵朵の師匠)
四顧剣(スーグージエン):東夷城を守る強大な武術家
『慶余年2(けいよねん2/続編)』の25話:ネタバレ・あらすじ

葉霊児は林婉児のもとを訪れ、彼女が范閑に漏らした「林珙こそ牛欄街暗殺の黒幕である」という事実を林婉児に告げようとした。
焦るあまり咳が止まらず、林婉児は急いで薬を取りに行ったが、戻ってきた時にはすでに葉霊児の姿は消えていた。
二皇子は葉霊児が林婉児に真相を話すのを恐れ、手下に命じて彼女を捕らえさせた。
葉霊児は、二皇子が婚礼の場でこの件を暴露し、范閑を辱めようとしているのではと疑ったが、二皇子は断固として否定した。
范閑はしぶしぶ婚礼衣装を試し続け、日が暮れても終わらなかった。
范若若と柳如玉は楽しげだったが、范閑はとうにうんざりしていた。
范建は范思轍に范閑を呼びに行かせ、范閑はようやく解放されて愚痴をこぼした。
「同じような衣装を、なぜ一つ一つ試さねばならぬのか」と。
范建は「良きことほど試練があるものだ。自分も成婚の時はそうして乗り越えた」と諭した。
范思轍もまた范閑を慰めた。

「庶民はこれほど盛大な婚礼を夢にも見られない。兄上の悩みは、彼らにとっては憧れの幸福そのものだ」と。
范閑は范思轍が一夜にして大人び、成熟したのを感じ取った。
范思轍は北上して大斉で民の苦しみを目の当たりにし、誓った。
「もっと多くの店を開き、金を稼ぎ、飢える人々を救いたい」と。
范建は幼い范思轍にその志が芽生えたことを知り、胸を打たれた。
范建は范閑に忠告した。
「婚宴に招く官員の選別は慎重に行え。誤れば多くの人を敵に回す」と。
范閑は煩わしさを覚え、「ならば家族だけの宴だけにして、外の者は呼ばぬ」と突っぱねた。
李雲睿は豪奢な花車で入京した。
車は花で飾られ、従者の娘たちは信陽から京まで花を撒き続けた。
民衆は街に溢れ、林大宝も駆け寄り見物した。
花車はゆるやかに范府へ進み、范閑は門前で待ち受けた。
李雲睿は彼を呼び寄せ、整理された内庫の帳冊を箱ごと渡した。
自分の帰京が死罪であることは承知の上で、范閑が慶帝に告発できないことも見抜いていた。
彼女は林婉児に会いたい一心で、婚礼の間は范閑と休戦し、その後に再び争うつもりだった。
范閑は帳冊を持ち、すぐに陳院長のもとへ向かった。
陳院長は目を通し、驚愕した。
内庫は天下随一の商会であり、分舖は四方に広がっていた。
かつて葉軽眉はそれを用いて天下一の富豪となったが、李雲睿が掌握してからの赤字は二千万両を超えていた。
范閑は、李雲睿が自分に埋めようのない深い落とし穴を残したのを悟った。
陳院長は鑑査院八処に命を下し、葉軽眉が生前築いた密道を通じて発信させた。
さらに陳院長は范閑に一通の書簡を渡し、「婚礼の後に開けよ」と告げた。
李雲睿が大々的に帳冊を渡したため、内庫の赤字は瞬く間に京中に広まった。
皇后は范閑のために冷や汗を流した。
半年以内に補填できなければ、内庫を手放さねばならぬ。
皇太子は范閑が助けを求めに来るのを待っていた。
婚礼の日、范閑は大規模な宴を拒み、招いたのは二皇子と靖王世子李弘成だけだった。
文武百官は羨望するしかなかった。
李雲睿は林婉児に会い、彼女は母の帰京を心配したが、李雲睿は意に介さなかった。
「母として最後の務めを果たしたい」と言い、林婉児の髪を結い花嫁姿の装いを整えた。

林婉児は「どうか范閑と争わないで」と懇願したが、李雲睿は范閑に全てを奪われた怨みを晴らせず、背を向けた。
林婉児は母の姿を見送り、涙を流した。
二皇子は葉霊児を解放し、婚礼へ伴った。
李弘成と大皇子李承儒は早々に到着し、范閑を祝福した。
李弘成は范閑に、范若若との婚姻を願いで袁夢との縁を断つと誓う。
しかし范閑が許しても、范若若本人は首を縦に振らなかったのだ。
皇太子は厚礼を携え、北斉小皇帝・戦豆豆からは急使が八百里を駆けて書簡を届けた。
戦豆豆は范閑に『紅楼夢』の続きを急かし、さらに范若若を苦荷大宗師の弟子とする意向を伝えていた。
范閑は王啓年にその書簡を慶帝へ届けさせ、李弘成は愕然とした。
四大宗師は王朝の上に立つ存在であり、范若若が北斉へ修行に赴けば婚事は潰える。
范閑は必死に李弘成をなだめ、酒宴へ連れて行った。
二皇子も葉霊児を伴って現れ、葉霊児は彼に「婚宴で余計なことを言うな!」と何度も釘を刺した。
皇太子は范閑を助けようと考えたが、手持ちの銀子はなく、范閑が北斉の銀子を使って赤字を埋めることを警告した。
皇太子は、禁足中の二皇子が来られぬと安心していたが、二皇子は堂々と現れた。
李弘成は驚き、ひそかに席を外した。
二皇子は箱いっぱいの銀票を贈り、范閑を助けようとした。
皇太子も負けじと范閑を引き込もうとした。
二人の兄弟は互いに譲らず、口論を繰り広げた。
大皇子李承儒は黙して見守っている。
范閑は銀票一枚だけを受け取り、二皇子の厚意に感謝し、皇太子の誘いは断った。
その上で二人に共に観礼するよう勧めた。
婚礼は始まり、范若若は林婉児を伴い、紅い綉球の端を范閑に渡した。
二人は范建に礼を尽くした。
二皇子は面白がって前に出たが、葉霊児が慌てて袖を引いた。
そこへ林大宝が現れ、林婉児を外へ連れ出そうとし、場が凍りつく。
王啓年に引き止められた大宝は「父からの伝言を伝えないといけない!」と言い張る。
婉児が優しく聞くと「婉児、大宝を頼む」と、林大宝は林宰相の言葉を伝えた。
林婉児はしっかりと頷き、場はようやく安堵に包まれた。
そして婚礼の儀式が始まる・・・。
『慶余年2(けいよねん2/続編)』の26話:ネタバレ・あらすじ

婚礼が正式に始まり、范若若が二人の結婚式の進行をつかさどる。
柳如玉は范府の女主人ではあるが、范建は彼女を正室に立てていないため、妾室として一緒に跪拝を受けることはできず、脇に立っているしかなかった。
范閑は自ら柳如玉を范建の隣に座らせるよう提案した。
柳如玉は礼法に反すると感じたが、范閑にとって彼女は紛れもなく范家の主母であった。
柳如玉が座って跪拝を受けると、感動のあまり涙が溢れた。
范建もまた心から安堵と喜びを覚えた。
婚礼は親族の祝福の中で無事に終わる。

慶帝は侯公公を遣わし、自ら揮毫した「百年好合」の額を贈った。
これは朝廷の文武百官がこれまで誰も受けたことのない栄誉であり、范建は一族を率いて地に跪き、恩に感謝した。
葉霊児は二皇子が婚礼で林珙の件を口にしなかったことに感謝した。
二皇子は范閑を憎んでいたが、妹である林婉児の婚事を壊すつもりはなかった。
葉霊児は自ら二皇子を府へ送り届けることを申し出た。
范閑と林婉児が新房へ入ると、范閑が婉児に言葉をかけようとしたその時、床下から物音がした。
范閑が手を伸ばすと、そこには隠れていた范思轍がいた。
さらに林大宝までもが窓辺に潜んで盗み聞きしており、林婉児が必死に説得してようやく退かせた。
范閑が窓を閉めようとすると、屋根の上に立つ五竹の姿が見えた。
驚く范閑は、林婉児に簡単に説明すると、慌てて五竹のもとへ向かう。
范閑は肖恩から聞いた話を五竹に伝えた。
母・葉軽眉と五竹はいずれも神廟から来た人間だという。
范閑は結婚後、林婉児と共に五竹を連れて神廟へ行き、五竹の記憶を取り戻したいと願っていた。
五竹もまた、葉軽眉がかつて彼を江南へ連れて行ったことを覚えていた。
苦荷と一戦交えた後、五竹は江南で失われた記憶を探したが、何も見つからなかった。
彼の出現によって多くの人が命を落としているように見えた。
しかし五竹自身は、手を下していない。
死者は大宗師の手によって殺されており、しかも相手はわざと真気を使わず、五竹に罪をなすりつけようとしていた。
范閑は五竹を信じた。
大宗師の洪四庠、葉流雲、苦荷、四顧剣、一体、誰が犯人はなのか?
影子は五竹と武を論じたいと願い続けていたが、五竹は姿を現さなかった。
影子は必ず婚礼に来ると踏み、范府で待ち伏せした。
費介は影子が范閑の婚礼を邪魔することを恐れ、ずっと府を守っていたが、二人は言い争いの末、大立ち回りとなった。
陳院長はその知らせを受け、彼らを問いただしに来た。
費介は江南での調査結果を報告したが、范閑の婚礼を理由に陳院長へ即座に報告していなかった。
彼は連続殺人の犯人が五竹であると疑ったが、確たる証拠はなかった。
林婉児は長く待っても范閑が戻らないため、自ら紅蓋頭(結婚式で花嫁が顔を隠すためにかぶる赤い布)を取って探しに出る。
すると遠くで范閑と五竹が語り合う姿を目にした。
五竹は、婚後に葉軽眉が遺した箱を持ち蒼山に住むよう范閑に告げ、そして静かに去った。
范閑は林婉児に再び紅蓋頭をかけ、それを取り、彼女を連れて星を見に行く。
林婉児が夜空の星を眺めるのが何より好きだったからだ。
両親に会うこともままならなかった林婉児は、幼いときから星空を見上げて過ごしてきた。
その話を覚えていた范閑は二人は庭に並んで座り星空を見上げる。
范閑は手作りの対の指輪を取り出し、互いに指にはめ合い、星々を証人として幸せを誓った。
二人は寄り添い、尽きぬ言葉を語り合い、口づけを交わす。
翌朝早く、王啓年と郭主簿が一処の仲間を連れて祝いに訪れた。
范閑は彼らの目が赤いことに気づき、王啓年が彼らに遅くまで府を警護させたのだと知った。
范閑は王啓年の俸禄を同僚たちの酒代に充てる罰を与えた。
王啓年は大いに嘆いた。
林婉児が慌てて止めに入り、一処の同僚たちに褒美を与え、范閑に代わって感謝を伝えた。
林婉児は特に王啓年に感謝した。
王啓年はかえって恐縮する。
郭主簿は一処の仲間を率い、貪官の財産を没収して内庫の二千万両の赤字を埋めたいと願ったが、范閑は断固反対した。
彼は「各自、分の務めを果たせばよい」と告げた。
范閑が陳院長から渡された手紙を開くと、中には「慶余堂」の三文字だけが記されていた。
慶余堂はかつて葉軽眉が創設した商号で、天下の富を集めていた。
葉軽眉の死後、慶余堂は皇家の所有となり、古参の商人たちは京中の大商号に迎えられ、今で言う職業経営者となっていた。
王啓年は范閑と共に慶余堂へ赴く。
葉大番頭が自ら門を開け、范閑が葉軽眉の子であり少東家であると一目で認めた。
数十人の番頭も駆けつけ、范閑を熱烈に迎えた。
葉大番頭は范閑を大堂へ導き、幕を開くと、なんとそこには葉軽眉の位牌が安置されていた。
番頭たちは一斉に跪き、亡き主を偲んだ。
やがて番頭たちを下がらせた葉番頭は、范閑に往時を語った。
王啓年はここで初めて葉軽眉が范閑の母であることを知り、大きな驚きを覚えた。
葉軽眉は生前、もし自分が死んだら息子の名は”范閑”だと告げていた。
彼女の死後、慶帝は葉家の旧人を監視し、京を離れることを許さなかった。
葉大番頭は范閑を巻き込むまいと、あえて名乗り出なかったのだ。
彼はとうとうと葉軽眉の才気を語った。
天文地理に通じ、商才に長け、詩も書ける。
葉軽眉はかつて葉大番頭に詩を贈ったという。
それを語る葉大番頭に、范閑は笑いを堪えきれなかった。
それは詩ではなく、アニメ「黒猫警長」の主題歌だったのだ。
葉大番頭は内庫の赤字を埋めるため、京中の大商人に仕える古参の番頭たちを動かし、十日以内に銀子を集めようと提案した。
彼らは各大商人の秘密を握っており、大商人たちも金を出さざるを得ないのだという。
しかし范閑は固く拒んだ。
強引に奪うことを良しとせず、自ら解決することを選んだ。
母の顔に泥を塗りたくはなかったのだ。
帰り際、范閑は葉大番頭に京中の各大商人の東家の名簿だけを作らせた。
続きはこちら。
先回までのネタバレ・あらすじ
チャンネル銀河では、このあと9月からは「墨雨雲間」も放送されます。
これはまた、面白い”なりすまし復讐劇”なのです。
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