『慶余年けいよねん2(2季/続編)』の33話・34話のネタバレ・あらすじを書いています。
慶帝の口から自らが父親である、と聞かされた范閑。
そして范閑は、葉軽眉が遺した貴重な財産・三大坊を引き継ぐため江南へ向かいます。
果たして范閑は無事に三大坊を引き継ぐ事ができるのでしょうか?
では気になる『慶余年2(2季/続編)』の33話・34話のネタバレ・あらすじです。
『慶余年2(2季/続編)』の33話:ネタバレ・あらすじ

引用元:チャンネル銀河「慶余年2」公式サイト
慶帝は范閑を花海に連れて行き、葉軽眉のことを語ったうえで、范閑が自分と葉軽眉の子であると認めた。
当年、葉軽眉は范閑を産んですぐに残酷に殺され、即位まもない慶帝はやむなく范閑を澹州へ出したのだ。
范閑はすでに肖恩の口からこの事実を聞いていたが、あたかも今初めて出生の秘密を知ったかのように装い、感激と驚愕を演じてみせた。
疑い深い慶帝ですら、その芝居には気づかなかった。
慶帝は范閑に大いなる期待をかけ、傷が癒えたのち江南の三大坊へ赴き、葉軽眉が遺した貴重な財産を自ら体感せよと命じる。
父子として相認したとはいえ、范閑は一抹の不安を覚える。
慶帝の真情の奥に、裏の顔がある――そう感じたからだ。
背筋が冷え、彼は胸の内の葛藤を范若若に打ち明けた。

京都に来て以来、范閑は幾度となく生死の境をくぐってきた。
今回、懸空廟で身を挺して救駕したことで慶帝の心が動き、ようやく相認に至ったのだが、自分は慶帝の目に「子」なのか「駒」なのか、判然としない。
血がつながらずとも、范建の情は純粋で真実だ――范閑はそう確信している。
范若若は「澹州に戻って平々凡々と暮らす道もある」と勧めた。
だが范閑は、座して朽ちるつもりはなく、江南へ行く決意を固める。
五竹は傷を負った身で范府に戻り、范閑に江南の三大坊へ行けと言い続けた。
そこに居合わせた林婉児は五竹に、「林珙を殺したのはお前か」と詰め寄り五竹は認める。
林婉児は必ず仇を討つと誓うが、今はその時ではない、今回の江南行きでは二皇子や李雲睿が必ず刺客を差し向けるはずだ、ゆえに范閑を護れ――と五竹に告げた。
五竹は、范閑に自分が不要になった時は、この命を林婉児に差し出すと約束した。
范閑が江南へ発つ日、大皇子、二皇子、皇太子、そして李承平がそろって船上まで見送りに来た。ほどなく范建と柳如玉も到着する。
范閑は、江南から戻ったら正式に范家の祠堂で祖先に拝礼し、自分は范家の子だと明言するつもりだと述べた。
皇太子にとっては皇位を争う「皇子」が一人減る計算であり、内心ほくそ笑む。
二皇子はそんな皇太子を鼻で笑い、范閑に道中万事用心せよと釘を刺した。
慶帝は三皇子・李承平を范閑の江南行に同行させ、三皇子は上機嫌で船に残る。
范閑は洪竹に慶帝の世話を頼み、范建は「江南の明家は長年三大坊を握り、人脈は複雑だ。軽挙妄動は禍となる」と諭した。
范閑は一つ一つ心に刻む。
柳如玉は范閑が本当に范家の祠堂に入るのかと何度も確かめ、満面の笑みを隠せない。
范建も感極まり涙ぐみ、無事の凱旋を願い「たとえ一文無しで戻ってきても、俺が食わせる。」と伝える。
范閑の胸は熱くなり、父の愛を深く感じ取った。
范閑は范建と柳如玉を力いっぱい抱きしめ別れを告げる。
大船は出航間近だが、林婉児の姿が見えず、范閑は寂しい気持ちを隠しきれない。
だが彼女が来ている気配を感じて甲板へ急ぐと、見送りに現れた林婉児の姿が見えた。
二人は目を合わせた・・その瞬間、積もったわだかまりは霧散し、涙の別れとなった。
大船は南へ下り、沙洲水域にさしかかる。
沙洲の水師守備・許大人が小舟で贈り物を届け、王啓年は礼箱を吊り上げさせた。
沙洲知府も使いを寄越し、王啓年は史闡立に一つひとつ記録させる。
続けて沙洲各地の官員が次々と贈り物(ワイロ)を運び、范閑はひとまずすべて受け取った。
やがて数艘の小舟がゆっくりと近づく。
ただ乗っているのは白髪の老人ばかりで、王啓年は一目で「これは祝儀ではなく、直訴しにに来たのだな」と看破する。
范閑は、彼らが明家と無縁ではあるまいと疑った。
同じころ、二皇子と謝必安は馬を飛ばして江南に着いていた。
そして明家当主・明青達(ミーチンタオ)に会っていた。
巨万の富を擁しながら、明青達は粗末な衣で謙恭に振る舞った。
だが二皇子は見抜く――、本当の実権者である「明家の老夫人」が隣室から様子を窺っている、と。
やむなく老夫人が姿を現す。

二皇子は、「三大坊をしっかり手放さず、范閑には渡すな」と迫った。
老夫人は、「長年にわたり長公主と二皇子に従ってきたが、聖旨には逆らえない」と答える。
しかし二皇子は明家を「朝廷の犬」と罵り、さらに退路を断つ。
それは明家が「范閑討伐の懸賞令」を出した、というもので、これで范閑と明家は敵対関係になった、というものだった。
二皇子は明家の名義を使って「范閑討伐の懸賞令」を出し、群雄は競って名乗りを上げさせていた。
さらに、明家が保護している江北からの流民を金で買収し、范閑の大船を襲わせる算段だ。
明青達は怒りを噛み殺す。
老夫人は「昼寝する」と口実を設けて二皇子に退去を命じるが、二皇子はなおも脅しをかけて去らない。
明青達は「家の誰かが二皇子に通じているのではないか。さもなくば、あの懸賞令は出せるはずがない」と疑う。
老夫人は妄言を戒め、罰として自ら針で指を刺せと明青達に命じた。
船の上の范閑は、范閑を討伐しに来たという流民の老人たちから、明家が彼らに重労働を追わせ食事だけで賃金も払っていない事を知る。
しかし明家は、流民救済のことで朝廷から扁額まで賜っていたのだ。
『慶余年2(2季/続編)』の34話:ネタバレ・あらすじ

明青達は明家の家主であったが、実際に当主として権力を握っていたのは母の明老太太であり、彼は常に母に従い、少しでも逆らえば針で指を刺す罰を受けていた。
明青達は激痛に耐えながら母の前で軍令状を立て、一族内で二皇子と内通する裏切り者を必ず突き止めると誓う。
彼は、長年経営してきた三大坊を誰にも渡したくはなく、范閑と二皇子を争わせて明家が漁夫の利を得、三大坊を掌中に収め続けようと考えていた。
その策に満足した明老太太は、ようやく明青達の指に刺さった針を抜くことを許した。
二皇子は明青達の血に染まった五指を見て、彼が実権を握っていないことを察する。
二皇子と手を盗んだのは明青達であり、彼には母の手から経営権を取り上げたいという思惑があった。
明青達は范閑と対抗するため今後も二皇子と手を組むと表明する。
しかし、そのためには「范閑討伐の懸賞令」を出した罪を、一族の誰かに負わせなければならなかった。
そうしなければ范閑は懸賞令の件を信じないからだ。
二皇子は「お前が考えることだ」と言い残し、慶帝に江南に来ていることを知られるのを恐れて急ぎ帰京することにした。
その頃、数十人の年老いた流民が小船に乗って范閑の官船を襲撃する。
范閑は怒るどころか彼らを船に招いて腹いっぱい食事をさせた。
やがて、流民たちは明家が懸賞令を出したことを語る。
彼らは家族に一度でも満腹を味わせたい一心で、命を賭けて船を襲いに来たのだ。
しかも明家は岸辺に監視を置き、彼らが戻れぬことを承知の上で追い立てていた。
范閑は改めて明家の非道さを痛感し、必ず叩き潰すと誓う。
そして、流民たちに「必ず故郷に帰してやる」と約束し、彼らは感謝に涙した。
その後、官船は蘇州に到着する。

蘇州知府は范閑が道中で多くの贈り物(ワイロ)を受け取ったと聞き、府衙の役人たちを引き連れて出迎え、厚い礼を準備していた。
明青達も姿を見せ、江南各地の吏員たちは「詩仙・范閑」の名声を慕って集まり、その風采を一目見たいと押し寄せた。
官船がゆっくりと桟橋に入ると、范閑は三皇子・李承平らと共に上陸し、沿道で受け取った贈り物をすべて記録して証拠とした。
蘇州の官員たちは青ざめ、背後に隠していた贈り物を差し出せなくなる。
さらに范閑は、京都から持参した十三万両の銀を公開し、官員たちからの賄賂と合わせて江北の災民を故郷に帰すために使うと宣言した。
ただし府衙の官員を信用せず、各県の吏員にその任を任せることにする。
富川県の書吏・徐先生が自ら名乗り出て災民を送り届けると言い、彼が門生・楊万里の命で来たと知る。
楊万里がすでに知県に任じられていることを聞き、范閑は深い喜びを覚える。
やがて、蘇州府衙の官員たちは隠していた礼物をすべて差し出し、それを災民救済に充てることとなった。
范閑は蘇州知府の用意した宴を辞退し、それぞれ帰宅するよう命じた。
この時、明青達と明老太太が自ら范閑の前に出てひざまずき、「今日中に懸賞令を出した者を必ず突き止める」と約束する。
范閑は李承平、史闡立と共に食事をとるが、史闡立は「なぜ吏員に災民救済を任せたのか」と尋ねた。
范閑は「彼らに手柄を立てさせたいのだ。きっと真剣に取り組むだろう」と答える。
王啓年があらかじめ料理を注文していた水辺の楼閣で、范閑は窓辺から一人の釣り人を見つける。

他にも范閑を狙う刺客が多くいたが、その釣り師だけが際立っていた。
その身のこなしを見て、その人物は九品高手だと直感する。
振り返った顔を見て范閑は驚いた――それは四顧剣の大弟子・雲之瀾であった。
本来なら真気を失っていなければ、范閑も一度戦ってみたい相手だ。
しかし王啓年は「逃げろ、さもなくば死ぬぞ」と警告する。
雲之瀾が竿を収め立ちあがろうとした瞬間、海棠朵朵が花籠で釣竿を押さえた。
雲之瀾も負けじと籠を弾き飛ばし、両者の内力がぶつかり合って水面が大きく波立ち、停泊中の船が転覆しかける。
雲之瀾は范閑を殺そうとするが、海棠朵朵は断固として阻み、一戦交えようとする。
その時、水面から影子が躍り出て雲之瀾と激しく戦い、二人は瞬く間に上空に昇り、視界から消え去った。
海棠朵朵はそのまま楼上に現れ、范閑たちと食卓を囲む。

李承平と史闡立は、范閑と海棠朵朵の親しげな様子から、彼が彼女を招いたものと思うが、范閑には心当たりがない。
海棠朵朵は「天一道」の心法を范閑に届けに来たのだった。
范閑はこれで真気を取り戻せるかと期待するが、まさか秘伝を外に漏らさぬ苦荷がこれを託すとは思いもしなかった。
そして范閑は、代わりに自らの「覇道真気」を海棠朵朵に伝えることを約束する。
続きはこちら。
先回までのネタバレ・あらすじ
チャンネル銀河では、このあと9月からは「墨雨雲間」も放送されます。
これはまた、面白い”なりすまし復讐劇”なのです。
ぜひ続けて見てくださいね♪
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