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『慶余年2(けいよねん2/続編)』の21・22話:ネタバレ・あらすじ

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『慶余年2(2季/続編)』の21話・22話のネタバレ・あらすじを書いています。

郭鋮の様々な妨害を乗り越えて、ようやく公正な科挙をやり遂げた范閑。

しかしいよいよ合格発表のときになり、その名簿を見ると一番優秀な楊万里の名前がなくなつていて、そのかわりに皇太子の門下生の名前が記されていたのです。

この最後の難関を范閑は、どうやって乗り越えるのでしょうか?

気になる『慶余年2(2季/続編)』の21話・22話のネタバレ・あらすじです。

『慶余年2(けいよねん2/続編)』の21話:ネタバレ・あらすじ

皇后は、冒名顶替(他人の名前を不正に使用して、他人の権利や地位を盗む)したのが皇太子の門下生であると聞き、皇太子を呼び事情を問いただした。

そして、皇太子が范閑に付いてその実情を慶帝に告げに行ったと知り、ようやく皇太子が人に陥れられたとわかった。

皇后は、慶帝が歴年の科挙不正の案件を范閑に任せたと知り、心に畏れを抱くも口には出せなかった。

しかし皇太子は、范閑を最良の協力者と思うようになっていた。

范閑は王启年に榜単(合格者ランキング一覧)の修正を命じた。

王启年は冒名顶替の者を消して楊万理の名に差し替えれば済むと思ったが、范閑は新しく榜単を一から書き直すよう命じた。

王启年はびっしりと並ぶ名前を見て、内心泣きそうになる。

郭主簿が横で皮肉を言い、王启年は怒りに歯ぎしりしながらも范閑の命には逆らえず、間違えぬよう必死で筆を走らせた。

范閑は郭攸之を鑑査院の牢に移させていた。

郭保坤は父の傍らに付き添い、范閑が口封じに殺すのではと怯えていた。

范閑は郭攸之に過去の科挙不正の件を訊ね、その後すぐに牢から出すと約束した。

郭攸之はようやく安堵する。

郭攸之は、歴代科挙で被害を受けた者から洗い直せと教えた。

被害を受けた者とは、本来合格するはずだったが落された受験生である。

林宰相は袁宏道を遣わし范閑を招いた。

林大宝が范閑を恋しがり、袁宏道と共に出向いた。

大宝は范閑を見ると大はしゃぎで喜んだ。

袁宏道は用事があると先に去り、大宝を頼むと念を押した。

范閑は軽く承諾し、疑うことなく大宝と共に帰宅した。

林宰相は、慶帝が科挙不正の調査を范閑に託したと聞き、范閑を鍛え内庫を引き継がせる意図を悟った。

だが、この件は関わる者が多すぎ、少しでも誤れば范閑が矢面に立たされる。

林宰相は熟慮の末、自らを犠牲にし范閑に自分を討たせる決意をした。

范閑はその覚悟に深く感謝した。

林宰相は袁宏道と碁を打とうとしたが戻らず、不審に思い彼に外に妾でもいるのか、と疑う。

さらに范閑と海棠朵朵の噂を持ち出したが、范閑は慌てて必死に否定し、無関係だと繰り返し説明した。

王启年は苦労の末に榜単を書き終え、腰も背も痛み、范閑は笑わずにいられなかった。

范閑は慶帝がなぜこの大事を自分に託したのか理解できずにいた。

王启年は、慶帝が范閑を文壇の旗手に育てたいのだろうと言う。

陳院長は鑑査院の力を使い、不正の証拠と証人を見つけていた。

慶帝はそれを范閑に渡し、調査を助けるよう命じた。

慶帝と陳院長は范閑に大きな期待を寄せていたが、それぞれの思惑は違った。

慶帝は親子の縁を利用し、范閑を通じて神廟の謎を探り、皇権を固めようとしていた。

一方、陳院長は叶轻眉の遺した鑑査院を范閑に継がせようと考えていた。

やがて、科挙の放榜(合格者発表)の日が訪れた。

受験生たちは朝早くから門前に集まっている。

例年は礼部が放榜するが、今年は鑑査院が担った。

人々は囁き合った。

「楊万理は冒名顶替されたが、范閑が御前で直訴し、公正さを取り戻したからこそ放榜が遅れたのだ」と。

榜単が掲げられると、名を連ねた者は歓喜し、落第した者は歯噛みして泣いた。

楊万理、侯季常、成佳林は榜に載り、史闡立のひとりだけが落第した。

史闡立は落胆したが、仲間が励まし「来年また挑め」と背を押した。

侯季常と楊万理は成佳林も誘い、范府を訪れ師事したいと話した。

史闡立も同行を望んだ。

しかし成佳林は怪我で動けず、三人で范府へ赴いた。

彼らは范閑に師事を願い、犬馬の労を尽くすと誓った。

范閑は侯季常と杨万理に「好好做人,好好做官(良き人間、良き役人であれ)」と書いた紙を与えた。

二人は喜び勇んで帰った。

范閑は話があると史闡立を残し、官府の掲示を見せた。

そこには”史家鎮が徒党に焼かれた”とあり、家族は皆焼き殺されていた。

史闡立は絶望に打ちひしがれる。

彼は京へ早々に出ていたため、家族がそんな悲劇に遭ったとは知らなかったのだ。

史闡立は帰る家を失ったのだ。

そこへ賀宗緯が一人の喪服の婦人を連れてきた。

引用元:チャンネル銀河「慶余年2」公式サイト

その日、袁宏道が密かに会っていたのはこの女だったが、范閑は知らなかった。

婦人は「林宰相が科挙不正の末に人を殺した」と告発した。

彼女の夫は科挙で榜に載ったが、林若甫の門生に冒名顶替(名前の書き換え)され、事後に殺されたという。

賀宗緯は科挙を捨て、正義のためにこの件を告発すると言った。

范閑はどうすべきか迷い、言冰云を呼び相談した。

言冰云は范閑が私情を挟むことを憂い、自ら案件を接収しようとしたが、范閑は自分で裁くと譲らなかった。

范閑はすぐさま相府へと向かい、林宰相に会いに行った。

同じころ、袁宏道は街の料理屋に入り、店員に川沿いの窓を開けさせていた。

『慶余年2(けいよねん2/続編)』の22話:ネタバレ・あらすじ

范閑が林若甫を訪ねた時、林宰相はすでに賀宗緯が范闲の前で、自分が昨年の科挙で不正を働いた後に、人を殺して口を封じたと訴えたことを耳にしていた。

范閑は板挟みに陥った。
もし林若甫が本当に罪を犯していたなら、私情で庇えば自分の良心に背く。
だが林若甫を捕らえれば、婚約者の林婉児を裏切ることになる。

林若甫は多年にわたり慶国宰相を務め、門生の数は多く、すべてを覚えているわけではなかった。
彼は昨年の科挙で確かに冒名頂替があったような気がしたが、自ら人を差し向けて殺したことは一度もなかった。

林宰相は、当時この件を処理した四人の名前を書き出し、范閑に彼らを訪ねて事情を確かめるよう言った。

しかし林宰相は考えれば考えるほど不審に思った。
范閑が科挙不正の案件を引き継いだばかりなのに、すぐに自分への告発が起きたのだ。
誰かが背後で暗躍しているに違いない。
その四人もすでに買収されている可能性が高い。
林宰相は名簿をその場で焼き払った。

言若海と范建は陳院長のもとに赴き、林宰相の案件は范閑に調べさせるべきではないと主張した。
しかしそれは慶帝の詔命であり、陳院長も覆すことはできなかった。

言冰雲は賀宗緯にあの婦人を連れて大理寺に訴え出るよう命じ、自ら鑑査院の侍衛を率いて護送した。

袁宏道は大理寺へ向かう道筋にある飯店に待ち伏せした。
店は前が街道に面し、後ろは河川に臨んでいた。
彼は店員に命じて河側の窓を開けさせ、逃走の備えを整えた。

言冰雲一行がその飯店を通りかかると、袁宏道が突然姿を現し、賀宗緯と婦人を大声で罵り、林宰相のために正義を貫くと叫んだ。
彼は匕首を抜き、馬車の中の婦人に投げつけたが、距離が遠く無傷に終わった。

言冰雲の号令で鑑査院の侍衛が飯店に突入した。
袁宏道は後窓から河へ飛び込み、逃げ去った。

言冰雲は袁宏道を林宰相の門客と認め、彼が買収されて林宰相の名声を貶めるため利用されたと見抜いた。
その背後にいる者の稚拙さを心中で嘲った。

林宰相はこの知らせに痛心した。
多年仕えてきた袁宏道が、この肝心な時に刃を向けたからだ。
范閑は林宰相に深い同情を寄せた。

林宰相は范閑を伴って入宮し、慶帝に拝謁した。
その道中、林宰相は范閑に幾重にも注意を重ねた。

袁宏道は逃走後、馬車で李雲睿の封地である信陽へ向かった。
范建は袁宏道が李雲睿の手下だったことに驚き、陳院長に黒騎を派遣して捕縛させようとした。
だが陳院長は范建を宥め、范閑と林宰相が慶帝に謁見した結果を待つよう促した。

林宰相は慶帝に会うと、直ちに跪いて罪を認め、病を理由に引退を願い出た。
慶帝は信じず、范閑に林宰相の脈を診させた。
范閑は致命の病を見出せなかったが、林若甫の決意は固かった。

慶帝は形ばかり慰留したが、林宰相の去志は止められなかった。
慶帝は彼の功績を称えつつ、後任をすぐには見つけられぬと言った。
林宰相は、自分が不可替の存在であると悟り、慶帝にゆっくり選ぶよう告げた。

慶帝は門生を推薦せよと迫ったが、林宰相は権勢を削がれることを見抜き、決して応じなかった。
彼は清廉を誇り、重任を担える門生はいないと断言した。

慶帝は林婉児と范閑の婚儀を待ってから退官せよと勧めたが、林宰相は拒み、ただ一人で去ることを選んだ。
彼は林大宝を范閑に託し、慶帝もようやく安堵した。

林宰相は范閑を連れて宮を後にした。
慶帝の所業を思い出し、天を仰いで長嘆した。

すべては慶帝の精心な布石であった。
慶帝は以前から林宰相を退けたく、ただ口実を探していただけなのだ。
范閑に科挙を主宰させ、不正の案件を押し付けたのも、その機に林宰相を陥れるためだった。

だが二皇子が冒名頂替を仕掛け、逆に矢面に立った。
慶帝はその力を利用し、林宰相を自ら退陣に追い込んだのだ。

范閑は、慶帝と林宰相の間で繰り広げられる火のない戦いを目の当たりにした。
慶帝は攻め立て、林宰相は気丈に応じたが、最後には敗れた。
しかし彼は門生名簿を渡すことを拒み、最後の底線を守った。
いつの日か京都に戻り、再び立つことを期した。

林宰相は慶帝の底意をも見抜いた。
慶帝が彼を退けるのは、范閑を孤臣にするためだ。
范閑は慶帝の冷酷さを骨身に沁みて知った。

その頃、言冰雲らが賀宗緯と婦人を護送し大理寺へ向かう途中、宦官の侯公公が詔を伝えた。
賀宗緯は破格で督察院の御史に任命され、その場で就任を命じられた。

賀宗緯は欣喜雀躍し、地に跪いて慶帝への忠誠を誓った。
言冰雲は愕然とした。
賀宗緯は科挙を受けてもいないのに、直接督察院の御史となったのだ。

言冰雲は彼に急ぎ任地に赴くよう促した。
賀宗緯は告訴を放棄し、婦人の手を引いて立ち去った。
言冰雲は彼を鼻で笑った。

賀宗緯は声高に慶帝の前で罪を請うと言ったが、言冰雲は憤然として去った。

陳院長は言若海に車椅子の車輪を換えるよう命じた。
范建は范閑の件で対策を話し合おうとしたが、陳院長は他人には任せられぬと拒んだ。
車椅子の中には秘密が隠されていたからだ。

車椅子は重く、言若海一人では動かせず、范建に支えを頼んだ。

范建は林宰相が引退に追い込まれたと聞き、自らの地位も危うく、范閑が孤立することを案じた。
だが陳院長は楽観的で、范閑が必ず官場を渡り歩けると信じていた。
范建は言い負かされ、憤然と立ち去った。

林宰相は引退を前に、林大宝を呼び寄せ、よく自分を守ること、林婉児と范閑以外の誰も信用するなと諭した。
もし二人に見捨てられても、自分が林大宝の後盾であると告げた。

林大宝の心は幼子のようで、理解は及ばなかった。
だが言葉はすべて心に刻んでいた。

「慶余年2」22話までの感想

21話で、科挙が無事公正な結末を迎えられたと安堵したのもつかの間、過去の科挙不正の件が急速に浮上してきました。

そして22話まで見て、あぁこれが慶帝の目的だったのか!とわかりました。

時代劇では、皇帝と宰相が対立的に描かれるのもあるあるなのですが、油断してそういう観点で見ていなかったので、驚きました。

大宝と別れる林宰相が、可哀想でした。

そして慶帝は、范閑を陰で応援してくれていると思っていましたが、やはり自分の地位が一番大事な欲深い人物なのだな、と思いましたね。

史実でも”過去の王朝の皇帝が不老長寿の秘薬を求めていた”、という記録があるらしいです。

まだまだ神廟や范閑の母の死の謎が明かされていないので、ふーみー的にはそこが気になるところです。

そして公正な科挙ができた!と思っていたのに、賀宗緯のような人物が出世コースをゆく官僚になってしまって歯がゆいですね。

その背後には、でました長公主!!

久しぶりですけど、またまたこれから威力発揮しそうです。

最後までどう展開していくのか楽しみです♪

続きはこちら。

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中国・韓国ドラマを日々の生きがいにしています。韓国ドラマは冬のソナタから、中国ドラマは永遠の桃花から、ハマっています。おすすめのドラマ・映画や俳優さんを紹介していきます。
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