『上陽賦』のネタバレあらすじ5・6話を書いています。
5話では、儇が母長公主の助けにより、子澹と駆け落ちしようとします。
儇と蕭綦との婚礼が行われる様子が、儇の深い悲しみの心情とともに描かれます。
そして6話では、思いもかけない災難が儇を襲います。
『上陽賦」相関図
6話から袁弘(ユエン·ホン)が、出てきます。
敵対するクランの国の人々も出てきますが、その背景には皇帝と王家の対立があるのでした。
【5話あらすじ】儇の婚礼
引用元:Baido百科
皇后は儇の警護を強め、なんとか彼女に蕭綦との婚礼の日を迎えさせようとしている。
しかし長公主は、見張り番を薬で眠らせて儇と子澹を駆け落ちさせるため、大雨のなか儇を波止場へと送り出す。
また、蕭綦も”王氏や朝廷の権力闘争に巻き込まれるのはごめんだ”とこの婚姻から逃げ出す準備を始める。
しかし配下に「あんな美しい方を諦められるのか?」と聞かれる蕭綦は、儇の美しい姿を心に浮かべるのだった。
一方、儇の愛を知った子澹は、彼女への気持ちと母や一族を追いやった王氏への敵討ちとの狭間で思い悩んでいた。
儇は侍女一人とともに、船着き場で傘をさし子澹を待ち続ける。
しかし夜も開けようとする頃、現れたのは子澹ではなく、父だった。
「子澹はお前を憎んでいる。目を覚ませ!」と叱責する父。
儇は子澹からもらったかんざしを地面に投げつけ、父とともに家に帰るしかなかった。
その後、迷いに迷った子澹が、その場に行ったことを儇は知らない。
豫章王と儇の婚礼の日が来た。
先祖の前で礼拝する儇に父は言葉を贈るが、それを遮り母に挨拶して家を出ていく儇であった。
儇と蕭綦との婚礼の儀式が始まる。
美しい赤い婚礼衣装を身にまとった儇の表情は無表情だ。
蕭綦が手をひこうとするのも避ける儇。
無事に婚礼儀式が終わり、寝所へ向かう儇。
屋敷中に豫章王を称える臣下の声が響く。
その時、国境の変を知らせる使いが来る。
そしてそのまま、豫章王は馬に乗り都を離れた。
危急の事態と伝え大局のためと理解をこう配下に、怒りをぶつける儇。
「最後まで責任を持て」とかんざしを投げ、冠を落とした。
そして三ヶ月。
豫章王は辺境の地から儇へ贈り物を贈るが、彼女から返答はなかった。
儇は暉州(きしゅう)の人里離れた場所で、ひっそりと暮らしていた。
だが、灯篭まつりが終わったら都へ帰ろうとしていた。
儇のために開催された灯篭まつり。
儇は侍女とともに、芸や灯籠が上がるのを見て楽しんでいた。
その時、怪しい人物が近づき儇は飛んできた鳥型の賊にさらわれる。
騒然とする人々。
儇の誘拐を知り一斉に捜索が始まる。
その頃、儇は猿ぐつわをはめられ、手足を縛られ馬車に乗せられ横たわっていた。
天然痘の患者の荷台の下に乗せられていた儇。
隣には彼女を脅す男が寝そべっている。
城門で軍が検問しているところを通るも、儇の姿は隠されて見えなかった。
そのまま通され、城門から出ていった。
一方、宮廷。
皇帝は意識はあるが、動けない状態が続いていた。
王家。
儇がさらわれたと知り慌てる兄に、父は「もうすでに兵は送ったので母親に知られないようにしろ」と言うのだった。
【6話あらすじ】さらわれた王妃
豫章王は、儇の知らせを受けるが皇太子の命により徐授が来る閲兵式が目前で動けずにいた。
妻を探すのが先だ!といきまく部下の光烈。
部下が口論するのを黙って聞く豫章王。
誰がさらったのか考える豫章王だった。
そしてその目的は、自分か王蘭にあると考えた。
さらわれた王儇は、とある場所に到着し馬車から降ろされる。
猿ぐつわをはめられ、薪小屋に放り込まれる王儇。
餓死しない程度に少量の食べ物を与えられ、縛られたまま放り出されていた。
誰が何の目的で儇をさらったのか?
さらった男が王儇を呼びつける。
彼は賀蘭箴(がらんしん)という忽蘭(くらん)の皇子(ユアン・ホン)だった。
賀蘭箴は、かつて蕭綦(しょうき)たちが滅ぼした六盤(ろくばん)の者だった。
病気で具合の悪そうな彼は、儇を呼びつけ「絶世の美女だな」と言い凌辱しようとする。
そして豫章王がいかにむごい戦をしてきたか語り、反発する王儇の首を締めるのだった。
しかし、彼は血を吐いて倒れた。そのすきに逃げ出す儇。
だが配下のものにすぐに見つかり捕まってしまうのだった。
一方、皇宮。
陛下は目覚めたが乱心の芝居をしていた。
問答しても要領を得ない姿をみて驚く皇后。
徐授という謝家につながる大使が、蕭綦のもとへ閲兵式のため訪れた。
この誘拐劇の背後にいたのは、皇帝だった。
謝淵(しゃえん)と結託して、王氏への復讐を果たそうとしていたのだ。
子澹は儇を探そうとしていたが、自らの一族がこのことに関わっていることを知り、儇のことを諦めるしかなかった。
その後、賀蘭箴や儇たちは寧朔に到着した。
豫章王のいるところだ。
王儇は隙を見て部屋に火を放ち、逃げ出す。
その儇の前に現れたのは、豫章王の命で彼女を救いにきた胡光烈(ここうれつ)と胡瑶(こよう)兄妹だった。
しかしこの状況では逃げ出せないと判断した儇は、3日後の閲兵式で自分を救い出すようにと二人に頼み、賀蘭箴のもとに戻った。
閲兵式の日、無事に儇は救い出されるのだろうか??
『上陽賦』5話・6話の感想
気持がすっかり豫章王ステキ!!となっているので、子澹のはっきりしない態度を見てて、絶対豫章王のほうが良いわ、と思ってしまいます。
中国時代劇の婚礼あるあるの、”死んだ目の花嫁”になる王儇か?と思いきや、悲しいというよりは怒りや悔しさに満ちた花嫁でしたね
儇の花嫁衣装や髪飾りが美しいのに比べ、豫章王の衣装、粗末な感じがしましたが・・・。
婚礼の儀式も全て終えず、初夜に戦地に逃げていったのは、う~~ん儇が、かわいそうすぎる
そして、まさかの儇誘拐事件!!
あの凧出てきたときは”急にファンタジーか!?”と思いましたが、この事件により二人の距離が縮まるのかな、と期待してます。
7話・8話のあらすじと感想はこちら。
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