『上陽賦』のネタバレあらすじ3・4話を書いています。
3話では、皇后の策略により、王儇が皇太子に襲われる顛末が描かれます。
皇帝が倒れ、風雲急を告げます。毒を盛った黒幕は王藺でした。
4話では、子澹を救うため蕭綦に嫁ぐことを決意する王儇が描かれます。
『上陽賦」相関図
皇帝と宰相の王藺の対立が明らかになります。
皇太子は王儇が好きなので妻にしたいが、王儇は第三皇子に嫁ぎたい。
王藺は、王儇を
【3話あらすじ】引き裂かれた恋
皇后の策略で、皇太子である子隆の待つ華光殿に閉じ込められた王儇。
香が立ち込めた奥の部屋で王儇を待っていた皇太子は、彼女を我が物としようと襲いかかる。
王儇は追ってくる子隆を振り払い塀に上って逃げだすが、足を滑らせ落ちてしまう。
そんな王儇を受け止めたのは、偶然外にいた蕭綦だった。
一方、王儇を探し回る皇太子・子隆の前に、何者かに呼び出され謝宛如が現れた。
宛如を王儇と見間違い、彼女を寝所に連れ込む皇太子。
これで宛如と蕭綦との婚姻は消えた・・。
宛如の母謝貴妃は怒り、皇帝に訴える。
皇帝も皇太子に「愚か者!」と怒るが、皇后に嘆願され宛如と婚姻させることで決着する。
父の王藺は「甥とは言え許さない」と皇太子・子隆に阿嫵をあきらめるよう言い渡す。
その頃蕭綦は、屋根から落ちてきた王儇を抱き留めた時のことを思い出し、心が軽くなっているのを感じていた。
一方、王儇はショックから寝込んでいた。
そして逃げ出した後の顛末も知り、宛如が皇太子・子隆と結婚させられると聞いて、なおさら心が重いのだった・・。
子澹は、皇帝に阿嫵の婚姻を願い出ていた。
「王氏の娘と婚姻することは天下を得ることだ」という皇帝に、子澹は「阿嫵こそが自分の天下だ」と答え皇位継承を争う気がない事を伝えた。
そして熟考した皇帝は「来月の誕生日に命を下そう」と子澹と王儇の2人の婚姻を許可した。
しかし王蘭は蕭綦のもとへ行き、阿嫵を娶るように婚姻の話を申し出ていた。
蕭綦は「自分は辺境の地に戻る身であり、嫁を娶る気はない」と断るのだった。
「なぜ断るのか?」と訝しがる配下の懐恩(かいおん)に、朝廷での権力争いに巻き込まれる恐ろしさを解く。
宛如のところへいき「嫌なら断れば」と言う王儇に、宛如は「自分たち士族の女は運命に逆らえない」と答える。
その言葉は王儇の頭から消えなかった。
そして皇太子と謝宛如の結婚式が行われた。
皇太子と謝宛如は過去を水に流し、お互いに相手に尽くすと誓いあった。
そしていよいよ、王藺の策略が始まる。
「毒薬が準備できた」と王藺に報告する男がいた。
その男は王藺が送り込んだ道士だった。
皇帝は道士が耳も口も不自由だと信じ、誰にも言えない胸内を明かしていた。
王藺は皇太子を呼び出す。
100年ぶりに戻って来た玉璽(ぎょくじ)を前に皇太子と話す王藺。
皇帝の歓心を買うため「今夜これを父上のもとにもっていけ」と命令する。
言われた通り、玉璽を皇帝に献上すると皇帝は驚きと喜びのなか、玉璽を手にする。
その後、祝の酒を謝貴妃に申し付けた皇帝。
しかし、酒を飲みながら玉璽をなでていた皇帝は突然倒れた。
すぐに大医が呼ばれ皇帝を診る。
大医は「皇帝は毒をもられた。毒は酒ではなく玉璽から匂いがする」と報告するが、それを王藺が阻む。
王藺は、妹である皇后にも言い含め「謝一族を滅ぶすのだ」と命じる。
結果、謝貴妃が皇帝に毒を持った罪を着せられた。
王儇は泣きながら謝貴妃とその息子の子澹の無実を訴えるが、二人とも牢獄に入れられる。
王栩が謝一族を連行し、謝淵(しゃえん)の安明侯府は閉鎖された。
朝儀の場に鎧姿の豫章王が到着する。
【4話あらすじ】謝家の没落
朝儀の場で、皇后が皇帝の容態を説明する。
「命はとりとめたものの、療養が必要である。その間皇太子が国を治め王宰相が摂政を務める」
ざわめく大臣たちだが、表立って反対する名目はないので、命に従うと頭をたれる。
そしてここで皇位争いに加わっていないと思われていた第二皇子・子律(しりつ)が、陰謀を企てていることが匂わされる。
謝氏と豫章王との婚姻を妨げたのだから「王氏と豫章王の婚姻も妨げられぬはずはない」と二皇子は臣下に告げていた。
王蘭は「謝氏の屋敷から毒が出た」と報告する。
謝氏の処罰をもとめる王蘭に「陛下が目覚めてから」と反対する大臣たち。
そこで、皇后は「息子や一族を救うから罪を認めて自害せよ」と獄中の謝貴妃に迫る。
その言葉を信じ、罪を認め自害した謝貴妃。
しかしその約束は嘘で、一気に謝氏一族を処罰する方向へ動き出すのだった。
そして王藺は、20万の兵を手に入れるため、王儇と蕭綦の婚姻話を薦めていく。
長公主は「娘を寒門出身の兵士に嫁がせるのはダメ」と反対するが「彼こそが国を守っている、彼らと手を組むことこそが王氏一族の生き残る道」と王蘭は受け付けない。
そして皇后に諭され王儇は、子澹を救うことを条件に蕭綦に嫁ぐことを決意する。
そして王と王儇の婚姻は正式に発表された。
この当時、士族の力は衰え、国は諸外国からの侵略の危機を迎えていた。
そして父母、兄の鼻氏を聞いていた王儇は父の前にひざまずき、「英雄のもとに嫁ぐ」と拝するのだった。
一方、婚姻の命を受けた蕭綦は相手に話をしている。
長公主は、皇后のもとにいき「娘を駒にする王藺が、後には甥である皇太子を廃し政権を奪う事もできないわけがない」と告げる。
皇后は「この話は聞かなかったことにする」と下がらせたが、その顔には驚きと焦りの表情が張り付いていた。
王儇のもとへ宛如が訪ねてくるが、王儇は婚姻が子澹のためだと明かせず、「英雄に嫁ぐのが夢だった」と嘘をつく。
王儇の変わりように別人のようと驚くが、婚姻の祝いとかんざしを送る。
本心を言えず、涙ぐむ王儇。
死刑はまぬがれ、皇族の墓守として遠方へいかされることになる子澹。
そして謝氏は一族がバラバラとなり皇都を追われる。
宛如は牢を出て謝貴妃の弔いをする子澹に「蕭綦と婚姻する」と語った王儇の様子を伝え、王氏が母貴妃を陥れたと告げ、家門のために敵を討つよう訴えるのだった。
一方、長公主(王儇の母)は儇が、自分の婚姻で子澹を救った、と打ち明けまだ想うきもちがあるなら、儇と駆け落ちするように子澹に諭す。
長公主には、娘の心配と王氏の台頭を阻むため、と両方の目的がある。
第2皇子側の人物が蕭綦のもとに来る。
皇帝が毒に倒れ、貴妃が殺され、謝氏一族が追放されている状況を伝える。
そしてこの婚姻は王氏の謀反である、と聞かされる蕭綦だった。
7日後の婚姻に向けてそれぞれの思惑が交差するーー。
『上陽賦』3話・4話の感想
誰が何をして、こうなったのか、まだ全然良くわかりませんが、次が気になる展開ですごく先が見たいです。
整理しておくと、王蘭と妹の皇后が王家の一族ですね。
夫婦で一体と考えるのではない、のがポイントです。
皇帝は妹の長公主と一体。
司馬家の皇帝が王位につく時、王家の後ろ盾があったわけですが、今は王家の力が大きくなりすぎているので、謝家を取り立てて均等を図ろうとしている、という背景です。
皇帝は、王家が蕭綦の軍力を取り込まないように、謝家と蕭綦の婚姻を決めました。
ですが皇太子が宛如に手をつけたので、この計画がだめになりました。
皇后の策略に乗っかり、誰が謝家との婚姻をつぶしたのか?
第二皇子があやしい感じですね。
政略結婚は、”中国時代劇あるある”ですが、嫁ぐ女性の気持ちをチャン・ツィイーが深く胸に迫る演技で見せてくれました!
どんな結婚式になるのか楽しみです♪
あらすじ5・6話と感想はこちら。
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